団扇といえば、やはり日本の夏模様には欠かせないアイテムです。私の日本の夏のイメージといえば、浴衣姿に、縁側で涼を取るために団扇を扇ぎ、庭に打ち水をし、そして蚊取り線香を脇に置き、風鈴の音を聞きながら涼を取る、というイメージです。中々見る事が出来なくなってしまった風景ではありますが、私はこのイメージを今でもとても強く持っています。
その理由に、私の祖母は着物でいつも過ごす人だったということがあります。私は、父の実家に両親と祖母との四人暮らしをしていたのですが、共働きで忙しい両親に代わり、いつも祖母が私の世話をしてくれました。夕方になると、私を連れて散歩するのは勿論、祖母は民謡の先生でもあったので、民謡教室に行って祖母の三味線を弾く姿を見たり、周りの他のおばあちゃん達に可愛がってもらったりしていました。そんな祖母は勿論、夏になると団扇一筋の人でした。
私の実家には、一階にも二階にも、エアコンは付いていたのですが、祖母はエアコンや扇風機をあまり好まず、いつも団扇を片手に涼しい顔をしていました。そういえば、私は夏になるといつも汗をびっしょりとかいて、暑いと言っていたのですが、祖母は浴衣姿で団扇を扇ぎ、平然としていました。民謡教室に連れて行って貰った時も、どんなに暑い日でも涼しい顔をして三味線を弾き、歌を歌っていました。
そんな祖母がある日、とても肩が凝って辛そうだったので、肩たたきをしてあげました。とても喜んでくれたので、私も嬉しくなり、更に団扇で扇いであげました。自分で扇ぐよりもお前に扇いで貰うともっと涼しい、とやはり涼しげな顔で言っていました。そんな祖母は、私が中学生の頃に他界してしまいましたが、夏が来て、浴衣を着て団扇を扇ぐと、優しかった祖母を今でも思い出す事ができます。
団扇なんて漢字で書かれると見慣れてないだけに何のことか一瞬分からず戸惑ってしまいますよね。勿論「うちわ」のことを指す言葉です。普段はほとんど「ひらがな」て利用することが多い言葉ですよね。僕は多分漢字で書けと言われても書けないですね。
正直丸みのあるボディのモノは「団扇」と書き表すよりひらがなの方が合うような気がしますね。一応漢字表記があるけど、使われてない漢字って実は結構ありますよね。薔薇とかカタナカで「バラ」と書くほうが分かりやすいし、今は昔に比べてひらがな・カタカナの表記が増えた気がします。
勿論外来語が日常の中で増えたってのもあるけど、日常で僕らが漢字を利用しなくなったってのが大きいのかもしれませんね。そもそも携帯やパソコンの発達で文字を書く機会が減って文字を書かなきゃ漢字ってなかなか身につかないんですよね。団扇なんて書く機会は全然ないですもん。
まあ「団扇」と漢字で書こうが、ひらがなで書こうが、その物自体は何も変わらない。そう考えると日本語って表記の仕方が多くて難しい言語ですよね。それでもドイツ語とかみたいに男性名詞とか女性名詞と名詞に性別がついてないだけマシだと僕は勝手に解釈してます。
団扇は日ごろからいつも使っているくらい身近なもので、いつでも手のひらにとっておけるようなものですから、これは日本が誇ってもいいくらいの便利な道具ではないかと思います。
ですから、団扇は夏場や暑いときにはこれをいくらでも使っても減るものではありませんので、個人の用途に合わせた使い方などを実践していただければきっと満足な使い方などができるわけです。それでしたら、それほど力もいらずに涼しい風などを送っていられるこの片手であおげる道具ですので、老人の方などにはかなりありがたくつかっていただいているなといったところでしょう。
ですから、団扇はお子様にも高齢者の人たちにも簡単に扱えて、けがもしなくて済む道具のひとつ言ったことがいえるわけですから、一人で仰ぐこともあれば、あおいでくれる人がいるといったこともあるくらいで、いろんな使い方ができるといったことを示しています。
ですから、団扇を使っていても風邪などを引くといったこともありませんので、何度でも使って、かつ経済的なものでありますので、電気を必要としないものの中ではまさに定番のものではないかと思います。これなら女の人でもよい使い方ができるでしょう。
団扇と言えば、手で扇いで風を起こすものですね。絵柄や文様にもさまざまな文化的機能があって、美しい図柄のものが多いので、表面に商品や様々なメッセージが織り込まれた広告媒体として、お店の宣伝にも使われていますね。夏場を中心とした涼をとるための生活の道具、花火大会など日本の風情を楽しむおしゃれの小道具、炊事の道具としての利用が行われていますね。現在ではジャニーズや韓流スターなどのコンサートにも使用されていますね。そんな団扇に関して忘れられない思い出が1つあります。
社会人になった間もない頃の話です。当時の私は仕事になじめず、業務での失敗を繰り返していました。毎日毎日、その繰り返しで辛い時代でした。朝早くから会社に出かけて、与えられたノルマを一生懸命にやっつけていました。ある時、夜遅くまで残業をしたあと、バス停の近くに鰻屋さんを見つけました。その鰻屋では、お店の表で鰻を焼いていたんですが、団扇で扇いだ鰻の蒲焼きのニオイに、ついつい釣られて、そのお店に入り、お酒をぐいと飲みました。それから、そのお店が気に入り、少ないお小遣いをコツコツと貯めて通いました。
しかし、何回かその鰻屋に通っていた時、会社の上司に見つかり、注意されました。仕事もまともに出来ないのに、何で飲んで居るんだと、びっくりするくらい怒られました。よく聞いてみると、その上司もよくその鰻屋に来ているようで、勿論仕事を片づけた後の息抜きに通っているようでした。私は仕事を残したままだったので、怒られるのはしかたが無かったのですが、あまりのショックで泣いてしまいました。その時に鰻屋の主人が扇いでいた団扇が凄く印象に残っています。
社会人の一年目にはそれ以来、その鰻屋には通わなかったですけど、2年目以降は仕事の段取りもなんとなく身につき、時間の余裕もできたので、よくその鰻屋に行きました。蒲焼きの味が美味しいこと、この上がないと思いました。そして、一緒に飲む熱燗の染み渡るよう美味しさも忘れられません。そのような社会人に成り立ての頃の思いでの中で、最も、印象に残っているのが、鰻屋の主人が扇いでいた団扇です。少し汚れているところも味があって、素晴らしいと思いました。今はその当時からかなり経ちましたが、その鰻屋には、今でも通っていて、いつも団扇を持った主人が私を出迎えてくれます。
団扇は昔あからあって、今もなおとても利用されているものだと思います。扇風機にクーラーに、文明の利器といわれるようなものが色々とでてきても、これは廃れずにとても活躍している品物だと思います。実際我家にも大量に毎年手に入ります。
わたし自身の団扇の思い出をたどっていみると、子供のころ、おばあちゃんのおうちへお泊りに行くことが多かったわたしは、夏場はいつもおばあちゃんの隣に寝ていて、そして、『暑いよ~』というと、おばあちゃんがわたしがねむってしまうまで、あおいでいてくれたのです。子供ながらに、それがとても嬉しくて、わたしのためにあおいでくれているというのが嬉しくて、甘えていたように思います。
こんな思い出があるので、わたしにとって団扇は、懐かしいような暖かいような、そんなイメージがあるのです。あおぐ作業というのは、簡単なようで、結構大変なのですよね。続けてあおぐのはとても疲れるのです。
わたしも子供達に時々団扇であおいであげます。すると子供たちは喜んでもっとあおいで欲しいと催促します。わたしと同じように、あおいでくれることに、愛情を感じているのだろうなと思いながら、子供たちが眠るの見届けます。子供が親になった時は、また同じようにするのでしょうかね。
団扇を集めている方が多いのも考えてみれば頷けますね。だって団扇の種類はとても多いですから集め出すといっぱい集まりそうですものね。
この団扇は、昔からあるあの定番の他にいまは色々な形のものもあります。人間の形やアニメのキャラクターの形のものをよく目にします。特に芸能人の顔写真の団扇などもコンサートに行くと販売されていたりするのでコンサートに行った記念に買ったり友人へのお土産にも喜んでもらえます。映画館などでは、アニメのものなどもたいてい存在します。
街なかを歩いていると団扇を配っている店舗や企業があり、蒸し暑い時に販売促進効果を狙って配っている宣伝入りのものでもとても貰うと嬉しかったりします。他の物なら街なかで貰った物など自宅に持ち帰ることはあまりないですが、団扇の場合、必ず自宅に持ち帰り捨てずにおいています。
国内旅行先のお土産売り場にも地名や名称が書かれた団扇が売っているので軽くて持ち帰りやすいし安価なお土産としても重宝しますね。しかも実用的ですから。団扇の中でも個人的に好きなものは、日本古来のデザインがとても好きです。やはり浴衣には、少々古風なくらいのものが似合いますからね。
やっぱり団扇は実用的でしかもオリジナルデザインを制作して貰うのも簡単なことから企業や店舗が夏前になるとアチコチで配ってくれるのを毎年楽しみにしています。
団扇という漢字を読める人は少ないと思いますね。私、これをうちわと読むとは知りませんでしたよ。それでネットで調べて、初めて知りました。現在において、これは、昔に比べて、実生活での利用が激減しています。昭和40年ごろから、急激にエアコンが発達した関係で、現在では、家でこれを使っている人は少ないと思いますね。
したがって、何か文書を書くときでも、団扇って単語を使うことが少ないですから、この漢字を見ることがほとんどないですからね。週刊誌や、本でも、最近では、この単語を見ることはほとんどありません。その関係で、この漢字を読める人は、ほとんどいないということになるわけですよ。
ワープロソフトでうちわと打ち込むと、変換文字の中に、団扇という漢字があるんです。ということは、現在でも、使うところでは使われている漢字なんですよね。扇という漢字が使われているので、センスと読むのかと最初、思いましたね。
実際に団扇をなんと読むかというのは、クイズ問題にしてもいいのではないかと思いますね。実際に私の嫁さん、大学を出ているのですが、尋ねたら、答えることができませんでした。息子は、現在、大学生なんですが、息子に尋ねても、答えることができませんでした。現在では、うちわは夏のイベントか、広告媒体としてしか利用されることがないので、うちわという単語自体の利用度が激減していますから、漢字を知っている人は、大学生でも少ないと思いますよ。
団扇とは竹などと紙から成り立っている風を起こす器具ですが昔は七輪で炭に火を点け、食品を焼いたり、煮て利用したものですが、近年はガスや電気を利用して食品を焼いたり、煮るため団扇は必要でなくなりましたが、寿司店では今でも炊き上がった飯を冷ますのに使っています。
現在では団扇は夏に利用することが多く縁日、花火大会や盆踊りなどに利用するだけになってしまいました。しかし、まだ団扇は健在で家庭のインテリアの一部として飾っているところもあります。
我が国の涼の発達は団扇から扇風機そしてクーラーと変ってきましたが扇風機は事務仕事では書類やタバコの火が飛び不向きで、また特に会社の事務所でクーラーでは長時間いると体が冷え風邪を引き、女性では夏でも冷え対策(団扇ではないこと)をしないと病気になってしまうケースが問題になっています。またクーラーは個人の体温差により寒く感じ、また熱くも感じるもので難しい面が露出してきています。
その点、団扇は自分が暑いと感じたときに使いますのでクーラーほど弊害がありません。しかし団扇は家庭向きで会社の事務所では、やはり適温にしてクーラーを使った方が事務能率は違いがあると思います。
このような電化製品の出現で団扇は殆ど使われなくなったのは仕方がないような気がします。時代と共に消えてなくなる団扇ではないでしょうか。
特注団扇の発注はぜひ団扇工場へ。デザインテンプレートもありますので、お手軽に発注できます。ぜひどうぞ。
オリジナル団扇と言えばコンサートやイベントを思い出します。大量制作するとよりお安くなります。